フラット35と民間ローンの違いは?選び方のポイントを徹底解説

フラット35か民間ローンかどっちがいいかわからない人必見

読了時間 約16分

この記事は、「フラット35と民間ローン、結局どっちが自分に合うの?」と迷っている住宅購入検討中の方向けです。

本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の金融商品の推奨ではありません。金利・条件は時期や金融機関によって変わります。記載の数値は2026年6月時点のもので、最新の金利・制度は必ず公式サイトや専門家にご確認ください。


「銀行で『フラット35もありますよ』と言われたけど、普通のローンと何が違うのかピンとこない…」

「ネットで調べても専門用語ばかり。うちの家族にはどっちがいいの?」

「2026年って金利が上がってるみたいだけど、今選ぶならどう考えればいいの?」


住宅ローン選びでこんなふうにモヤモヤしている方は、本当に多いです。お気持ち、すごくわかります。専門用語が多いうえに、ネットの情報は書かれた時期がバラバラで、どれが今の話なのか判断しづらいんですよね。

結論からお伝えすると、フラット35は「金利がずっと変わらない安心」を、民間ローン(変動金利)は「当面の返済額の軽さ」を買うローンです。どちらが正解かは、あなたの家計の余裕・職業・健康状態・金利が上がったときの耐えやすさで変わります。

そして2026年は、この選択が以前よりずっと重要になっています。長期金利の上昇でフラット35の金利が急騰し、変動金利(おおむね1%前後)とフラット35(3.21%)の差が約2%まで開いたからです。「当面は変動が軽い」一方で、「将来の金利上昇リスクを断ち切れるのは固定」という構図が、よりくっきりしています。

この記事では、不動産仲介の現場で多くのご家族の住宅購入をサポートしてきた経験から、フラット35と民間ローンの違いを5つの視点(金利・審査・諸費用と団信・住宅ローン控除・タイプ別診断)で、できるだけわかりやすく整理します。最新の金利・制度は、住宅金融支援機構や国土交通省などの公的な一次情報で裏取りしています。

この記事でわかること
  • フラット35と民間ローンの根本的な違い(30秒で理解)
  • 2026年6月の最新金利と、3,000万円借りた場合の実際の返済額
  • 審査の通りやすさ・諸費用・団信・住宅ローン控除の違い
  • あなたに合うのはどっち?5分岐のかんたん診断

この記事を書いた人

🏠 岡本岳大(むちのち) TERASSパートナーの不動産エージェント

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目次

フラット35と民間ローンの違いを30秒で

【この章の結論】フラット35は「国(住宅金融支援機構)と民間銀行が協力する全期間固定金利ローン」。民間ローンは「各銀行が独自に出すローン」で、変動・固定などを選べます。最大の違いは「金利が最後まで変わらないか」と「審査の柔軟さ」です。

「フラット35って、銀行のローンと別物なんですか?」

そもそもフラット35って何?

フラット35は、住宅金融支援機構(国の機関)と民間金融機関が連携して提供する、借入期間中ずっと金利が変わらない「全期間固定金利」の住宅ローンです。申し込みの窓口は銀行ですが、仕組みの背骨に国が関わっているのが特徴で、全国どの金融機関でも審査の基準が共通しているという安心感があります。

一方の民間ローンは、メガバンク・地方銀行・信用金庫・ネット銀行などが、それぞれ独自の条件で出している住宅ローンの総称です。金利のタイプも、変動金利・固定期間選択型・全期間固定型と幅広く、銀行ごとに金利も手数料も違います。だからこそ「比較が難しい」と感じる方が多いんですね。

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比較項目フラット35民間ローン(銀行ローン)
運営住宅金融支援機構+民間銀行各銀行が独自運営
金利タイプ全期間固定のみ変動/固定/固定期間選択
最大の特徴35年間ずっと同じ金利変動なら当面の金利が低い
審査勤続年数・雇用形態に柔軟安定収入・勤続を重視しがち
向いている人安定重視・審査に不安がある人当面の返済を軽くしたい人

ざっくり言えば、フラット35は「安心を固定する」ローン、民間の変動は「当面の軽さを取る」ローンただし2026年は金利環境が大きく動いているので、昔のイメージのままだと判断を誤ります。次の章から、最新の数字で具体的に見ていきましょう。


【金利編】固定3.21%・変動1%台|差が開いた2026年の考え方

【この章の結論】2026年6月時点で、フラット35は年3.21%、変動金利は主要行でおおむね0.85〜1.3%(市場平均1%前後)。当面の返済額は変動が軽いですが、フラット35はその金利が35年間動きません。「軽さ」と「上がらない安心」のどちらを取るかが選択の軸です。

「フラット35って1%台じゃないんですか?ずいぶん前に調べた数字のままでした…」

2026年6月の最新金利|固定はこの数年で大きく上がった

まず、最新の金利を正しく押さえましょう。「フラット35=1%台後半」というのは、もう過去の数字です。長期金利の上昇を受けて、フラット35は2026年6月に年3.21%(借入期間21〜35年・融資率9割以下の最頻金利)まで上がり、近年では最も高い水準となっています。数か月前の記事や、ひと昔前の知識のままだと、ここで大きく判断を誤ります。

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金利タイプ2026年6月の目安性格
フラット35(全期間固定)年3.21%(21〜35年・融資率9割以下)35年間変わらない安心
変動金利(民間)おおむね0.85〜1.3%(市場平均約1%)当面は軽いが将来上がる可能性
※フラット35=住宅金融支援機構公表の最頻金利。変動=主要銀行の最優遇(適用)金利の目安。2026年6月時点。

背景:日本銀行は2024年3月にマイナス金利を解除し、その後0.25%→0.5%→2025年12月に0.75%へと段階的に利上げしてきました。2026年6月時点の政策金利は0.75%です(利上げ局面が続いており、最新の政策金利は日本銀行の公式情報をご確認ください)。変動金利の基準もこれに連動して上がっており、「変動でも1%前後」という時代に入っています。

【シミュレーション】3,000万円を35年で借りるといくら違う?

3,000万円を35年・元利均等(ボーナス払いなし)で借りた場合の、現行金利での目安です。数字で見ると、違いの大きさが実感できます。

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ローン金利月々の返済額35年間の総返済額
変動金利(民間)0.95%約84,000円約3,530万円
フラット353.21%約119,000円約5,000万円
※標準的な元利均等返済式による試算。実際は金融機関・条件で異なります。2026年6月の金利目安で計算。

「月3万5千円、35年で約1,500万円も違うの?」——そう驚かれたと思います。ただし、ここで立ち止まってください。この差は「変動金利が35年間ずっと約1%のまま」という前提の計算です。実際には、変動金利は今後も上がる可能性があります。

変動金利が上がると、返済額はどう変わる?

「変動の方が安いのはわかるけど、将来が不安…」という声もよく聞きます。3,000万円・35年で、金利が上がった場合の月返済額の目安を見てみましょう。

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変動金利月々の返済額今より増える額
1.0%(現在の目安)約84,700円
1.5%(+0.5%)約91,900円+約7,200円
2.0%(+1.0%)約99,400円+約14,700円
※3,000万円・35年・元利均等での試算。多くの変動金利には「5年ルール」「125%ルール」など急増を抑える仕組みがありますが、その分は将来に繰り越されます。

現場での実感として、変動金利を選ぶ方には「月1万円くらいの上昇なら家計の見直しで対応できる」かどうかを最初に確認していただきます。そこに余裕がない場合は、フラット35のような固定で「上がらない安心」を買う選択が向いていることが多いです。

大切なのは「あなたの家計の余裕度」を正直に見つめること。月1万円の増加に耐えられそうか、それとも今の返済額でギリギリか。ここが、変動とフラット35の最初の分かれ道です。「とりあえず安いから変動」で決めてしまうと、数年後の利上げで家計が苦しくなることもあります。迷ったら、まずは予算とライフプランから逆算するのがおすすめです。


「うちの年収・物件価格だと、変動とフラット35でどれくらい変わるんだろう?」——一般論ではなく、あなたの具体的な数字でシミュレーションすると、選ぶべき方向はぐっとはっきりします。その最後のピースは、一緒に埋めましょう。

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【審査編】通りやすいのはどっち?

【この章の結論】審査の柔軟さではフラット35に分があります。勤続年数の規定がなく、雇用形態にも柔軟。一方、民間ローンは安定収入・勤続年数を重視しがちです。「審査に不安がある人ほどフラット35」という傾向は今も変わりません。

「転職したばかりだと、住宅ローンって組めないんでしょうか?」

フラット35の審査基準はシンプル

フラット35の審査は全国共通で、わかりやすいのが特徴です。返済負担率(年収に占める年間返済額の割合)の基準は次のとおりで、勤続年数や雇用形態のハードルが低いのが大きな魅力です。

フラット35が借りやすい理由

  • 返済負担率:年収400万円未満は30%以下/400万円以上は35%以下
  • 勤続年数:規定なし(転職直後でも申込可能)
  • 雇用形態:正社員以外(派遣・契約・自営業など)も対象
  • 団信:加入は任意(健康上の理由で入れない人も利用可能)

このため、転職して間もない方・自営業やフリーランスの方・産休育休中の方でも、収入と返済負担率の条件を満たせば借りやすいのがフラット35です。フリーランスの方の住宅ローンは、見られるポイントが会社員と大きく異なるので、別記事でも詳しく解説しています。

民間ローンはここを重視する

一方、民間ローンの審査は、収入の安定性や勤続年数を重視する傾向があります。見られるポイントをフラット35と比べると、違いがはっきりします。

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チェック項目民間ローンの傾向フラット35との違い
勤続年数1〜3年以上を求める例が多いフラット35は規定なし
健康状態(団信)原則必須フラット35は任意
雇用形態安定性を重視フラット35は柔軟
審査金利実際より高めの金利で審査する例も負担率の基準が明確

注意したいのは「審査金利」です。民間ローンの多くは、広告の低い金利ではなく、実際より高めの「審査金利」で返済能力を計算します。広告の金利でギリギリの予算を組むと、審査で希望額に届かないことがあるので気をつけましょう。まずは「いくらまで借りられるのか」を知っておくと、物件探しの軸が定まります。

どちらでも使える、審査に通りやすくする3つの準備

  1. 車のローンやカードローンは、できるだけ完済しておく(返済負担率の計算に影響します)
  2. 使っていないクレジットカード・キャッシング枠を整理する(特にリボ払いは要注意)
  3. 頭金を少しでも用意する(フラット35は融資率9割以下だと金利が下がります)

→ 事前審査と本審査では見られるポイントが違います。本審査で落ちる典型例と対策は、こちらで詳しく解説しています。


【諸費用・団信編】見落としがちな費用と保険

【この章の結論】金利だけでなく、初期費用も比較ポイント。フラット35は保証料0円が魅力ですが、事務手数料や適合証明書の費用がかかります。民間は「手数料か保証料か」の組み合わせで初期費用が大きく変わります。団信はフラット35が任意、民間が原則必須です。

「金利以外に、最初にかかるお金ってどれくらい違うんですか?」

初期費用の比較(3,000万円借入の目安)

住宅ローンを組むときは、金利のほかにも事務手数料・保証料・印紙代などの「諸費用」がかかります。フラット35と民間で構成が異なるので、整理しておきましょう。

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費用項目フラット35民間ローン
事務手数料金融機関により定額型/定率型(借入額の約0.99〜2.2%)定額型3.3〜5.5万円/定率型 借入額の約2.2%
保証料0円一括前払い約60万円/金利上乗せ+0.2%/不要型のいずれか
適合証明書中古で概ね5〜11万円(新築は性能評価等で代替も)不要
印紙代借入1,000万円超5,000万円以下で2万円同左(電子契約なら不要の銀行も)
※費用は金融機関・物件により変動します。2026年6月時点の一般的な目安です。

ポイントは「フラット35は保証料0円」「民間は手数料と保証料の組み合わせを選べる」という点。民間は「手数料は安いが保証料あり」「手数料は高いが保証料なし(ネット銀行など)」が選べるので、初期費用と総返済額のバランスで考えます。事務手数料は、フラット35でも取扱金融機関によって定額型と定率型があり、同じ借入額でも数十万円の差が出ることがあります。家を買うときの諸費用全体は、こちらにまとめています。

団信(団体信用生命保険)の違い

団信は、ローンを借りている人に万が一のことがあったとき、残りのローンが完済される保険です。ここにも両者で違いがあります。

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項目フラット35民間ローン
加入任意(入らないと金利は0.2%下がる)原則必須
保険料金利に+0.2%(新機構団信付きの場合)金利に含まれる(別途負担なし)
健康に不安がある人団信なしでも借りられる団信に入れないと借りにくい
特約(がん保障等)基本的なもの中心充実したオプションが多い

持病があって団信に入れるか不安、という方はフラット35なら団信なしでも借りられます。ただし、その場合は別途、民間の生命保険でご家族を守る備えも一緒に考えておきましょう。


【2026年の住宅ローン控除】固定でも変動でも使える

【この章の結論】住宅ローン控除は、フラット35でも民間ローンでも使えます。控除率0.7%・新築は最大13年。令和8年度税制改正で入居期限が2030年12月31日まで5年延長されました。借入限度額は住宅の省エネ性能と世帯属性で変わります。

「住宅ローン控除って、フラット35でも使えるんですか?」

住宅ローン控除は、年末のローン残高の0.7%が所得税(引ききれない分は一部住民税)から控除される制度で、どちらのローンでも利用できます。2026年(令和8年)入居の主なポイントを整理します。

  • 控除率:0.7%
  • 控除期間:新築・買取再販は原則13年/中古は10年(省エネ性能の高い中古は13年に拡充)
  • 所得制限:合計所得2,000万円以下
  • 入居期限:2030年12月31日まで(令和8年度税制改正で5年延長)

■ 新築の借入限度額(2026年入居)

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住宅の種類一般世帯子育て・若者夫婦世帯
認定長期優良・低炭素住宅4,500万円(控除上限31.5万円)5,000万円(35万円)
ZEH水準省エネ住宅3,500万円(24.5万円)4,500万円(31.5万円)
省エネ基準適合住宅2,000万円(14万円)3,000万円(21万円)
※年間最大控除額=借入限度額×0.7%。控除期間13年で計算。2026年(令和8年)入居の場合。出典:国土交通省・財務省 令和8年度税制改正。

子育て世帯・若者夫婦世帯はもっと有利

同じ住宅でも、19歳未満の子を扶養する「子育て世帯」、夫婦のどちらかが40歳未満の「若者夫婦世帯」は、借入限度額が上乗せされます。例えば省エネ基準適合住宅なら、一般世帯の2,000万円に対して3,000万円まで枠が広がります。当てはまる方は、忘れずに活用したいポイントです。

→ 注意:2025年4月から新築住宅は省エネ基準への適合が義務化され、フラット35も省エネ基準を満たすことが前提になりました。築年数の古い中古などでは利用できないこともあるので、物件選びの段階から確認が必要です。


結局どっち?あなたに合うのは…かんたん診断

【この章の結論】「どちらが得」と一概には言えません。頭金の割合・職業・健康状態・金利上昇への耐性・物件の省エネ性能、この5つで答えが変わります。次のチェックで、あなたの傾向がわかります。

「色々わかったけど、結局うちはどっちを選べばいいんでしょう…」

5つの質問でわかる、あなたの傾向

下の5つの観点で、ご自身がどちらに当てはまるかをチェックしてみてください。多く当てはまった方が、あなたに向いているローンの目安になります。

当てはまる方を選んでみてください

  • 頭金:1割以上用意できる→どちらも有利/ほぼゼロ→変動が候補(フラット35は融資率9割超で金利上乗せ)
  • 職業:転職直後・自営業・産育休中→フラット35/大手正社員・公務員→どちらも
  • 健康:持病があり団信が不安→フラット35/健康に自信あり→民間の手厚い団信も
  • 金利上昇への耐性:上がると家計が苦しい→フラット35/月1万円程度なら耐えられる→変動も
  • 物件:省エネ基準を満たす新築・高性能住宅→フラット35も使いやすい/省エネ非適合の築古→民間中心に検討

タイプ別・向いているローン

  • フラット35が向く人:安定・審査の通りやすさ・健康面の安心を重視する方
  • 民間(変動)が向く人:当面の返済の軽さ・繰上返済での早期完済を重視する方

どちらも一長一短で、正解はご家庭ごとに違います。「みんなが変動だからうちも変動」ではなく、あなたの家計と価値観に合うほうを選ぶことが、35年付き合うローンでは何より大切です。

現場で見てきた「落とし穴」

最後に、仲介の現場で実際によく見かける、フラット35まわりのつまずきを共有します。事前に知っておくだけで、十分に避けられるものばかりです。

ありがちなつまずき

  • 気に入った中古が省エネ基準を満たさず、フラット35が使えなかった
  • 頭金が1割に届かず融資率9割超で金利が上乗せされ、想定より総額が増えた
  • 注文住宅でつなぎ融資のコストを見落としていた

以前、築年数の古い中古住宅を気に入って契約寸前まで進んだご家族が、「省エネ基準を満たさずフラット35が使えない」と分かり、資金計画を組み直したことがありました。物件を本格的に探す前に「どのローンを使うか」の方向性を決めておくと、こうした手戻りを防げます。

こうした落とし穴は、物件選びの段階で気づければ十分に避けられます。「この物件でフラット35は使える?」という素朴な疑問こそ、早めに確認する価値があります。

フラット35と民間ローンは併用もできる

実は、フラット35と民間ローンを組み合わせる「ミックスローン」という方法もあります。例えば3,000万円のうち、フラット35で2,000万円(安定部分)、民間の変動で1,000万円(金利の軽い部分)といった形です。両方のいいとこ取りができますが、契約が2本になり手続き・諸費用が増える、団信の扱いが異なるなどの注意点もあるので、メリットと手間を天秤にかけて検討しましょう。


よくある質問

「最後に、よく聞かれる疑問にも答えてほしいです!」

Q1. 結局、どっちがお得なんですか?

A. 「お得」の意味によります。当面の総返済額だけで見れば、2026年は変動金利の方が軽くなります。ただし変動は将来の金利上昇リスクを抱えます。一方フラット35は総額こそ大きく見えますが、35年間返済額が変わらない安心が得られます。「総額の安さ」を取るか「変わらない安心」を取るか——ここが本質です。

Q2. 団信に入らないと、何%安くなりますか?

A. フラット35なら0.2%です。新機構団信付きの金利から0.2%引き下げになります(=団信ありだと0.2%上乗せ)。健康上の理由で団信に入れない方でも、フラット35なら借入自体は可能です。ただし、その場合は別途の生命保険などでご家族を守る備えを忘れずに。

Q3. 借り換えは簡単にできますか?

A. できますが、諸費用がかかります。借り換えには事務手数料・保証料・登記費用などで概ね30〜100万円程度が必要です。昔から「金利差1%以上・残高1,000万円以上・残期間10年以上」が目安とされますが、近年は金利差0.3〜0.5%でも残高や残期間が大きければメリットが出ることもあります。実際にシミュレーションして判断しましょう。

Q4. 提携ローンをすすめられました。そのまま使ってよい?

A. 便利ですが、必ずしも一番有利とは限りません。不動産会社やハウスメーカーの提携ローンは手続きがスムーズな反面、金利や手数料が他行より有利とは限らないことがあります。フラット35や他の民間ローンと比べたうえで選ぶのがおすすめです。提携ローンの仕組みと注意点は、こちらで解説しています。

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まとめ:大切なのは「あなたの家族に合った選択」

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。最後に要点を振り返りましょう。

フラット35と民間ローンの違いを、5つの視点で見てきました。2026年は金利環境が大きく動いた年なので、「昔の知識のまま」では判断を誤りやすいことも、あらためて確認できたと思います。最後に要点を整理します。

この記事のまとめ

  1. 2026年6月時点でフラット35は年3.21%、変動金利は約1%前後。差が約2%に開いている
  2. 当面の返済は変動が軽いが、フラット35は35年間その金利が変わらない安心がある
  3. 審査の柔軟さ・健康面の安心ではフラット35に分がある(団信は任意)
  4. 初期費用は「フラット35=保証料0円」「民間=手数料と保証料の組み合わせ次第」
  5. 住宅ローン控除はどちらでも使える(0.7%・最大13年・2030年入居まで延長)
  6. 頭金・職業・健康・金利上昇耐性・物件性能の5点で、向くローンが変わる

知識として違いがわかっても、「自分の場合はどうなんだろう?」という最後のピースは残りますよね。そこは、あなたの年収・頭金・希望物件という具体的な数字があってはじめて埋まります。頭金が少ない場合の選択肢についても、別記事でまとめています。


あなたの場合は、どちらが有利?気軽にご相談ください

ここまで読んでくださったあなたは、フラット35と民間ローンの違いを正確に把握できています。あとは、あなたの条件で「どちらが有利か」を確かめるだけです。

一般論ではなく、あなたの年収・頭金・希望エリアの物件価格を踏まえた具体的なシミュレーションを、一緒に整理しましょう。ノルマも歩合もないので、売り込みは一切しません。中立な立場で、あなたのご家庭にとってのベストを一緒に考えます。必要に応じて、提携するファイナンシャルプランナー(FP)への橋渡しもできますので、長期の資金計画までまとめてご相談いただけます。

🏠 最後まで読んでいただき、ありがとうございます

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【参考情報】

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情報源内容参照先
住宅金融支援機構フラット35の金利・商品概要フラット35公式
住宅金融支援機構新機構団信・団信に入らない場合の金利フラット35公式FAQ
国土交通省住宅ローン減税(控除率・期間・限度額・入居期限)住宅ローン減税
住宅金融支援機構民間金融機関の住宅ローン金利推移金利推移データ
日本銀行金融政策・政策金利の動向日本銀行
国税庁消費貸借に関する契約書の印紙税(No.7140)国税庁タックスアンサー
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この記事を書いた人

株式会社TERASSで、フリーランスの不動産エージェントとして活動中。

「住宅は、暮らしと人生の土台」と考え、物件の提案だけにとどまらず、ライフプラン・資金計画・子育て・老後まで見据えた“住宅コンサル型”の提案を得意としている。

得意な物件は、中古マンション・建売住宅・注文住宅の3領域。
特に注文住宅では、現在ハウスメーカー各社と打ち合わせを重ね、信頼できる優秀な営業担当との連携体制を構築中。

住宅ローン、資産形成、税金対策といった視点を大切にしながら、後悔のない住まい選びを一緒に考え、丁寧にサポート。

プライベートでは2児の父。
読書・サウナ・筋トレ・ブラジリアン柔術が心と体のリセット時間。

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