
「修繕積立金って、将来どれくらい上がるんだろう…」
「大規模修繕で一時金100万円請求された、なんて話も聞くし…」
マンション購入を考え始めると、こんな不安が頭をよぎりませんか?
実は、私も不動産仲介を始める前は同じような不安を抱えていました。でも今なら断言できます。大規模修繕の仕組みを正しく理解すれば、むしろ安心してマンションを選べるようになります。


この記事を書いた人:🏠 むちのち TERASSパートナー/子育てパパ×不動産エージェント
「いい不動産取引は、いいエージェントから。」
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🏢 マンション大規模修繕とは?建物を守る大切なメンテナンス
結論:マンションの大規模修繕とは、建物全体の劣化を防ぎ、資産価値を維持するために行う計画的な修繕工事のことです。
「でも、具体的に何をするの?」という疑問にお答えしましょう。
大規模修繕で行われる主な工事内容
| 工事項目 | 具体的な内容 | なぜ必要? |
|---|---|---|
| 外壁工事 | ひび割れ補修、タイル貼り替え、塗装 | 雨水の侵入を防ぎ、建物の寿命を延ばす |
| 屋上防水 | 防水シートの張り替え | 最上階の雨漏りを防ぐ |
| 鉄部塗装 | 手すり、扉、階段の塗装 | サビによる劣化を防ぐ |
| 給排水管 | 配管の洗浄・交換 | 水漏れや詰まりを予防 |
| 共用部分 | エントランス、廊下の補修 | 快適な住環境を維持 |



修繕計画がちゃんとしているマンションは、売却する時にも有利に働きます!
💡 実際にあったエピソード
先日ご案内した築20年のマンションで、こんなことがありました。
「外壁にヒビが入ってるけど大丈夫?」と心配されたお客様。でも管理会社の資料を見ると、3年前の大規模修繕できちんと補修済み。むしろ「しっかり管理されている証拠ですね」と安心されていました。
⏰ いつ実施される?大規模修繕のタイミングを知っておこう
結論:国土交通省のガイドライン(令和6年6月改定)によると、大規模修繕は12〜15年周期での実施が目安とされています。
修繕時期の目安(一般的なケース)
| 築年数 | 修繕回数 | 主な工事内容 | 費用の目安(戸あたり) |
|---|---|---|---|
| 築12〜15年 | 1回目 | 外壁・防水・鉄部塗装 | 100〜130万円 |
| 築24〜30年 | 2回目 | 1回目+設備更新 | 120〜150万円 |
| 築36〜45年 | 3回目 | 大規模な設備更新含む | 150〜200万円 |
注意:令和3年9月のガイドライン改定で、修繕周期は「12年」から「12〜15年」という幅のある表記に変更されました。これは建物の状況により最適な時期が異なることを反映したものです。
🚨 こんな人は要注意!修繕時期の落とし穴
- 築10年のマンションを検討中の方 → 2〜5年後に大規模修繕が控えている可能性大。修繕積立金の残高は必ずチェック!
- 海沿いのマンションを検討中の方 → 塩害で劣化が早いため、10〜12年周期で修繕することも。立地による違いは意外と大きいんです。
修繕時期を見極める3つのチェックポイント
- 長期修繕計画書で次回の予定を確認(計画期間は30年以上が基本)
- 過去の修繕履歴をチェック
- 建物の劣化診断結果を確認


💰 いくらかかる?修繕費用のリアルな相場
結論:国土交通省のガイドライン(令和6年6月改定)によると、修繕積立金の目安は建物規模により異なります。
修繕積立金の目安(月額・㎡単価)※令和6年6月改定版
| 建物の階数/延床面積 | 平均値 | 事例の3分の2が含まれる幅 |
|---|---|---|
| 20階未満 | ||
| 5,000㎡未満 | 335円/㎡・月 | 235〜430円/㎡・月 |
| 5,000〜10,000㎡ | 252円/㎡・月 | 170〜320円/㎡・月 |
| 10,000〜20,000㎡ | 271円/㎡・月 | 200〜330円/㎡・月 |
| 20,000㎡以上 | 255円/㎡・月 | 190〜325円/㎡・月 |
| 20階以上 | 338円/㎡・月 | 240〜410円/㎡・月 |
計算例:70㎡のマンション(5,000〜10,000㎡規模)の場合
- 平均的な積立金:252円×70㎡=月額17,640円
- 目安の幅:11,900円〜22,400円
💡 知っておきたい!費用負担の3パターン
- 理想的なパターン:修繕積立金で全額まかなえる
- よくあるパターン:不足分を一時金(30〜50万円)で徴収
- 要注意パターン:借入れをして、その後積立金が大幅値上げ



意外とこの点を強調してしっかりと伝えてくれる不動産屋は少ないです。
買う前にしっかりと確認しましょう!


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📊 修繕積立金は本当に足りる?購入前の必須チェック項目
結論:国土交通省の調査では、約35%のマンションで修繕積立金が不足しているのが現実です(平成30年度マンション総合調査)。だからこそ購入前のチェックが重要です。
段階増額積立方式の新基準(令和6年6月改定)
令和6年6月の改定で、段階増額積立方式には以下の基準が設けられました:
| 項目 | 基準 | 具体例(基準額が月2万円の場合) |
|---|---|---|
| 初期額 | 基準額の0.6倍以上 | 1.2万円以上 |
| 最終額 | 基準額の1.1倍以内 | 2.2万円以内 |
🚨 積立金が安すぎるマンションの3つの危険信号
- 月額5,000円以下は要注意
- 将来の大幅値上げがほぼ確実
- 一時金徴収のリスクも高い
- 「段階増額積立方式」の落とし穴
- 新築時は安く、徐々に値上げする方式
- 10年後には2〜3倍になることも(ただし新基準では1.8倍程度まで)
- 積立金残高が戸あたり50万円以下
- 50戸のマンションなら最低2,500万円は必要
- 残高不足は管理組合の運営に問題がある可能性
❓ みんなが気になる!大規模修繕Q&A
Q1. 修繕中の生活はどうなるの?騒音は?
A. 普通に生活できますが、3〜6ヶ月は少し不便です。
| 期間 | 影響 | 対策 |
|---|---|---|
| 1〜2ヶ月目 | 足場設置で眺望× | カーテンで目隠し |
| 3〜4ヶ月目 | 工事音(平日9-17時) | 在宅ワークの方は要注意 |
| 5〜6ヶ月目 | バルコニー使用制限 | 洗濯物は室内干し |
Q2. 積立金が足りない時の対処法は?
A. 主に3つの方法がありますが、どれもメリット・デメリットがあります。
- 一時金徴収
- メリット:金利負担なし
- デメリット:まとまった出費(50〜100万円)
- 金融機関から借入
- メリット:一時的な負担なし
- デメリット:金利分、総額が増える
- 工事内容の見直し
- メリット:費用を抑えられる
- デメリット:必要な工事を先送りするリスク
Q3. 新築と中古、どっちがお得?
A. 一概には言えませんが、それぞれの特徴があります。
| 項目 | 新築マンション | 築15年マンション |
|---|---|---|
| 初期の積立金 | 安い(5,000円〜) | 適正額(15,000円〜) |
| 修繕の心配 | 10年後 | 修繕済みなら10年は安心 |
| 総額コスト | 段階的に上昇 | 安定している |
| 注意点 | 新基準(0.6倍〜1.1倍)の確認 | 修繕履歴の確認 |


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🏠 購入タイミング別!賢い物件の選び方


築浅物件(築1〜10年)をお考えの方へ
メリット
- きれいな状態で入居できる
- 大規模修繕まで時間的余裕がある
チェックポイント
✅ 積立金の段階増額計画を必ず確認(新基準に適合しているか)
✅ 10年後の月額をシミュレーション
✅ 同じ管理会社の他物件の実績を調査


築10〜15年物件をお考えの方へ
メリット
- 価格が新築より2〜3割安い
- 管理状態が目で確認できる
チェックポイント
✅ 1回目の修繕が完了しているか
✅ 修繕積立金の残高は十分か(戸あたり100万円以上が目安)
✅ 追加工事の予定はないか
築20年以上の物件をお考えの方へ
メリット
- 価格が手頃
- 管理の良し悪しがはっきりわかる
チェックポイント
✅ 2回目の修繕に向けた準備状況
✅ 給排水管の更新計画(特に重要!)
✅ 耐震改修の必要性


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まとめ:大規模修繕を味方につけて、理想の住まいを見つけよう
この記事のポイント(3行まとめ)
記事の要点まとめ
- 大規模修繕は12〜15年周期、費用は戸あたり100〜150万円が目安(国土交通省ガイドライン令和6年6月改定版)
- 修繕積立金の適正額は建物規模により異なり、段階増額には新基準が設定された
- 購入前に必ず「長期修繕計画(30年以上)」と「積立金残高」をチェック
マンション購入は人生の大きな決断。だからこそ、大規模修繕のことも含めて、しっかりと理解して選びたいですよね。
でも、実際に物件を見始めると… 「この積立金額で本当に大丈夫?」 「修繕履歴のどこをチェックすればいい?」 「うちの場合、築何年くらいがベスト?」
こんな疑問が次々と湧いてくるものです。
もし、こんな不安を感じているなら…



「この物件、本当に買っても大丈夫かな…」
「修繕積立金の妥当性、誰に聞けばいいんだろう…」
「営業マンの『大丈夫です』って言葉、信じていいの?」
実は、マンション購入で後悔する人の多くが、購入前の準備不足が原因なんです。
でも、もし…
✨ 物件選びの判断基準が明確になって、自信を持って決断できたら?
✨ 将来の資金計画まで見通せて、安心して購入に踏み切れたら?
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【参考情報】
本記事は以下の公的機関の資料を参考に作成しています:
- 国土交通省「長期修繕計画標準様式、長期修繕計画作成ガイドライン・同コメント」(令和6年6月改定)
- https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk5_000052.html
- 国土交通省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」(令和6年6月改定)
- https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001747009.pdf
- 国土交通省「平成30年度マンション総合調査結果」
- https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk5_000058.html
- 国土交通省「段階増額積立方式における適切な引上げの考え方」(令和6年6月)
- https://www.mlit.go.jp/report/press/house03_hh_000204.html
- (公財)マンション管理センター「マンション管理に関する各種情報」
- https://www.mankan.or.jp/
※本記事の内容は2025年8月時点の情報に基づいています。最新情報は各公的機関のウェブサイトでご確認ください。









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