大手vs地場vsエージェント|不動産会社選びで後悔しない3つの判断基準【2026年版】

この記事の読了時間:約12分

この記事は、住宅購入を検討中で「どの不動産会社に相談すべき?」と悩んでいる方に向けた記事です。

※本記事の情報は2026年3月時点のものです。法制度や市場状況は変化する場合がありますので、個別の判断については専門家にご相談ください。


不動産会社って、大手と地元の会社、どっちに行けばいいの?

ネットで調べても物件情報ばかりで、会社の選び方がわからない…

囲い込みとか両手仲介とか聞くけど、自分が損してないか不安…

住宅購入は、多くの方にとって人生で最も大きな買い物です。

なのに、不思議なことに「物件の選び方」は山ほど情報があるのに、「不動産会社の選び方」はほとんど語られていません。

正直なところ、不動産購入で「どの物件を買うか」と同じくらい——いや、それ以上に重要なのが「誰から買うか」です。

なぜなら、不動産会社の選び方ひとつで、数百万円単位の差が生まれることがあるからです。

私は大阪を中心に住宅購入のサポートをしている不動産エージェントの岡本(むちのち)です。TERASS所属、2児のパパでもあります。「本当の意味でのお客様ファースト」——それが私のモットーです。

この記事では業界の中にいる人間として、大手・地場・エージェント型という3つのタイプを本音で比較します。2025年1月に施行された囲い込み規制の最新情報も含めて、あなたに合った不動産会社の見つけ方をお伝えします。

この記事でわかること
  • 不動産会社の3タイプ(大手・地場・エージェント型)それぞれの強みと弱み
  • 「両手仲介」「囲い込み」の仕組みと、2025年規制で何が変わったか
  • 5,000万円の物件で仲介手数料がいくら変わるか(具体計算あり)
  • 現役エージェントがTERASSという働き方を選んだ理由
  • 不動産会社選びで失敗しないための5つのチェックリスト

まだ「どの不動産会社がいいか」で悩んでいる段階の方も、まずは気軽にAIに聞いてみるところから始めてみませんか?

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この記事を書いた人:🏠 むちのち TERASSパートナー/子育てパパ×不動産エージェント

「いい不動産取引は、いいエージェントから。」

私はこの理念を胸に、ノルマのない環境で活動しています。(TERASSについてはこちら

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目次

なぜ不動産会社選びで「後悔する人」が多いのか?

不動産会社には3つのタイプがある

住宅購入で相談できる不動産会社は、大きく分けて3つのタイプに分類できます。

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タイプ代表例特徴
大手仲介三井のリハウス、東急リバブル、住友不動産販売全国ネットワーク、ブランド力、圧倒的な取引実績
地場(地域密着型)各地域の中小不動産会社エリアの深い知識、未公開情報、柔軟な対応
エージェント型TERASS、SRE不動産(旧ソニー不動産)片手仲介が基本、顧客利益優先、専門家指名制

多くの方は「大手か地場か」の二択で悩みますが、実は第三の選択肢があることを知らない方がほとんどです。

消費者が知らない「両手仲介」と「囲い込み」の闇

不動産会社選びで後悔する人が多い最大の理由は、仲介手数料の構造にあります。

ここは正直に言います。業界の中にいるからこそわかる、消費者が見えにくい構造的な問題があるんです

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形態仕組み不動産会社の収入
片手仲介売主側と買主側を別々の会社が担当仲介手数料×1(どちらか一方から)
両手仲介1社が売主・買主の両方を担当仲介手数料×2(双方から)

ここが落とし穴です。両手仲介自体は違法ではありませんが、不動産会社にとって両手取引の方が圧倒的に儲かるという構造が、消費者不利益につながるリスクをはらんでいます。

具体例で計算してみましょう。

5,000万円の物件を購入する場合:

  • 仲介手数料の上限 =(5,000万円 × 3% + 6万円)× 1.1(消費税)= 約171.6万円
  • 片手仲介の場合:不動産会社の収入 = 約171.6万円
  • 両手仲介の場合:不動産会社の収入 = 約171.6万円 × 2 = 約343.2万円

つまり、両手仲介だと不動産会社の収入が2倍になります。ここで問題になるのが「囲い込み」です。

囲い込みとは、売主側の不動産会社が、他社からの問い合わせに「もう申し込みが入っています」と嘘をつき、自社の買主とだけ取引を成立させようとする行為です。

  • 売主にとって:より高く・より早く売れるチャンスを逃す
  • 買主にとって:本来見られるはずの物件情報が届かない

極端に言うと、5,000万円で出していた物件を4,500万円に値下げさせてでも自社で両手取引にした方が、不動産会社の手数料収入は増えるんです。売主さんは500万円損するのに、会社は得をする——この構造が問題なんですね

2025年1月 囲い込み規制が変えたもの

2025年1月、国土交通省が宅地建物取引業法施行規則を改正し、囲い込みが処分対象になりました。

  • レインズ(不動産流通機構)への正確な情報登録が義務化
  • 取引状況の虚偽表示が禁止(違反→指示処分・業務停止処分の対象)
  • 売主がQRコードで取引状況をリアルタイム確認可能

これは消費者にとって大きな前進です。以前は売主さんが自分の物件が囲い込まれているかどうか、知るすべがほとんどなかったんですから

この規制により業界の透明性は大きく向上しました。ただし、完全になくなったわけではないのが現実です。だからこそ、消費者自身が仕組みを理解しておくことが、自分と家族の資産を守る第一歩になります。

大手不動産仲介会社のリアルな実力

圧倒的な集客力と実績データ

大手不動産仲介会社の強みは、なんといってもスケールです。

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会社名手数料収入年間取扱件数1件あたり平均価格
三井のリハウス910億円38,103件5,823万円
東急リバブル976億円
住友不動産販売35,000件以上

※2025年度上期データ(出典:不動産流通推進センター)。東急リバブルは手数料収入で初めて三井のリハウスを上回りました。

大手のメリット

  • ブランド力による安心感:初めての住宅購入で「大手なら安心」という心理的メリットは大きい
  • 全国ネットワーク:転勤がある方や、遠方の物件を検討する場合に有利
  • サポート体制の充実:引渡し後のアフターサポートや保証制度が手厚い
  • 豊富な買主情報:自社ネットワークに多数の買主候補がいるため、売却時にも有利な傾向

大手のデメリット

  • 両手仲介の割合が高い傾向がある
  • 1人の営業マンが多くの案件を担当しており、個別対応が手薄になることも
  • 地方物件やニッチなエリアでは、地場ほどの深い情報を持っていないケースがある
  • 担当者の質にばらつきがある(いわゆる「担当者ガチャ」)

大手に相談すること自体は悪くありません。ただ、『大手だから安心』と思考停止するのは、正直おすすめしません。大事なのは会社名ではなく、担当者個人の力量と誠実さです

地場(地域密着型)不動産会社の底力

地場の不動産会社が持っている情報は、ポータルサイトでは絶対に手に入りません

  • 学区の評判、治安の実態、将来の再開発計画など、ポータルサイトには載らない「生の情報」を持っている
  • 地元の地主や大家さんとの独自ネットワークから、大手には出回らない物件情報を持っていることも
  • 対応が柔軟でスピーディー:社長が営業を兼ねているケースも多く、判断が速い
  • 交渉の余地が大きい:大手のように本社の方針に縛られることが少ない

地場のデメリット

  • 広告力・集客力が限定的
  • 担当者の力量が会社ごとに大きく異なる
  • 賃貸が本業の会社も多く、売買の経験値が少ない場合がある
  • ブランド力がないため、売却時に買主に対する訴求力が弱いことも

見落としがちですが: 地場の不動産会社を選ぶときは「売買仲介の実績が何件あるか」を必ず確認してください。賃貸専門の会社に売買を依頼してしまうのは、内科の先生に外科手術をお願いするようなものです。

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3タイプ徹底比較|あなたに合う不動産会社はどれ?

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比較項目大手仲介地場(地域密着)エージェント型
集客力◎ 圧倒的△ エリア限定○ レインズ活用
地域知識△ 広く浅い◎ 狭く深い○ エリア特化
手数料上限が基本交渉余地あり上限が基本
囲い込みリスク⚠️ あり△ 会社による✅ 構造的に排除
柔軟性△ 本社方針◎ 柔軟○ エージェント裁量
テクノロジー○ AI査定等△ 会社による◎ AI活用
担当者の質△ ばらつき△ ばらつき大○ 選考通過率

不動産会社選びで失敗しないための5つのチェックリスト

① 媒介契約の種類を理解しているか

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種類他社への依頼レインズ登録報告義務
一般媒介○ 可能任意なし
専任媒介× 不可7日以内に義務2週間に1回
専属専任媒介× 不可5日以内に義務1週間に1回

② レインズ登録を確認できるか

2025年の規制改正により、売主はレインズの登録証明書に付いたQRコードで取引状況をリアルタイム確認可能になりました。

③ 片手仲介か両手仲介か聞いているか

「御社は両手仲介をしますか?」と直接聞くのは、消費者の正当な権利です。

④ 担当者の実績・資格を確認したか

  • 取引に関する知識を豊富に持っているか
  • 担当エリアでの売買実績はどれくらいか
  • 住宅ローンや税制に関する知識は十分か

⑤ セカンドオピニオンを取ったか

病院でセカンドオピニオンを取るように、不動産でも複数の専門家に相談することを強くおすすめします

異なるタイプの不動産会社から意見をもらうことで、提案の偏りや、見落としていたリスクに気づけます。

まとめ|不動産会社選びは「人」で決まる

  • 不動産会社は大手・地場・エージェント型の3タイプがあり、それぞれ強みが異なる
  • 「両手仲介」と「囲い込み」の仕組みを理解することで、自分が不利な立場にいないか判断できる
  • 2025年1月の囲い込み規制により業界の透明性は向上したが、消費者の知識も必要
  • エージェント型は「片手仲介が基本」で、構造的に顧客利益を優先できる第三の選択肢
  • どのタイプを選んでも、最終的には担当者個人の力量と誠実さが結果を決める
  • セカンドオピニオンは必須。1社だけで数千万円の判断をしない
  • 「一緒に、あなたの家族にとって本当にベストな選択を見つけましょう」

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最後まで記事を読んだあなたへ

ここまでお読みいただきありがとうございます。

どれだけ良い物件情報があっても、「自分たちの優先順位」が整理されていなければ、目の前の物件が良いのか悪いのかすら判断できません。準備不足のまま探し始め、

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  • 「迷っている間に良い物件を逃してしまう」
  • 「買ってから『こんなはずじゃなかった』と後悔する」

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※本記事の情報は2026年3月時点のものです。仲介手数料の上限額は宅地建物取引業法に基づくものであり、個別の取引条件により異なります。不動産取引に関する最終的な判断は、必ず専門家にご相談ください。

参考情報

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情報源内容参照先
国土交通省仲介手数料の上限額規定国交省 宅建業法告示
不動産流通推進センター2025年度仲介実績ランキング仲介実績ランキング
連合隊コラム囲い込み規制2025年囲い込み規制2025
ダイヤモンド不動産研究所エージェント型サービス比較エージェント比較
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LIFULL HOME’S2026年住宅トレンドワードLIFULL トレンド
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この記事を書いた人

株式会社TERASSで、フリーランスの不動産エージェントとして活動中。

「住宅は、暮らしと人生の土台」と考え、物件の提案だけにとどまらず、ライフプラン・資金計画・子育て・老後まで見据えた“住宅コンサル型”の提案を得意としている。

得意な物件は、中古マンション・建売住宅・注文住宅の3領域。
特に注文住宅では、現在ハウスメーカー各社と打ち合わせを重ね、信頼できる優秀な営業担当との連携体制を構築中。

住宅ローン、資産形成、税金対策といった視点を大切にしながら、後悔のない住まい選びを一緒に考え、丁寧にサポート。

プライベートでは2児の父。
読書・サウナ・筋トレ・ブラジリアン柔術が心と体のリセット時間。

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