良い家の判断基準は人それぞれ!あなたの軸は?

これだけで変われる!いい家を選ぶ基準、知っていますか?後悔しない家選びの方法

この記事は、初めての家探しで「何を基準に選べばいいかわからない」と悩んでいる20~40代新婚・ファミリー層向けに書かれています。

目次

「みんなが良いという家」と「あなたにとって良い家」は違うかも?

「友達は『絶対駅近!』って言うけど、本当にそれでいいのかな…」

そんな風に、周りの意見に振り回されて、モヤモヤしていませんか?

実は、家探しで一番多い失敗は「他人の価値観で家を選んでしまうこと」なんです。SNSで見る素敵なマイホーム、先輩ママからのアドバイス、親世代の常識…。いろんな情報に惑わされて、自分たちが本当に求めているものが見えなくなってしまう。

でも、安心してください。

「良い家」の条件は、あなたの家族構成やライフスタイル、価値観によって全く違って当たり前。駅から遠くても幸せに暮らしている家族もいれば、築年数が古くても大満足という方もたくさんいらっしゃいます。

この記事では、不動産仲介の現場で500組以上のご家族と向き合ってきた経験から、あなたにとっての「良い家の条件」を見つける5つの視点を、具体的なエピソードを交えながらお伝えします。

読み終わる頃には、きっと「自分たちの軸」が見えてくるはずです。

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この記事を書いた人🏠 むちのち|TERASSパートナー/子育てパパ×不動産エージェント

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良い家の条件とは?一般的な基準と落とし穴【要注意】

よく聞く「良い家の条件」は本当に必要?

まずは、不動産情報サイトや住宅情報誌でよく見かける「良い家の条件」を整理してみましょう。

一般的な「良い条件」実際のメリット意外なデメリット
駅徒歩10分以内・通勤が楽
・資産価値が高い
・物件価格が高い
・騒音問題
・部屋が狭くなりがち
南向き・日当たりが良い
・洗濯物が乾く
・夏は暑すぎる
・光熱費が高い
・家具が日焼けする
新築・築浅・設備が最新
・きれいで気持ちいい
・価格が割高
・立地の選択肢が少ない
・初期不良のリスク
3LDK以上・部屋数に余裕
・将来性がある
・掃除が大変
・光熱費がかかる
・持て余すことも
駐車場付き・車の維持費が安い
・荷物の出し入れが楽
・固定資産税が高い
・使わないと無駄
・メンテナンスが必要

要するに、すべての条件にはメリットとデメリットがあるということ。大切なのは、あなたの生活スタイルに合わせて、本当に必要な条件を見極めることです。

「みんなが良いという家」で失敗した人の3つのパターン

実際にお客様から聞いた「後悔エピソード」をご紹介します。同じ失敗をしないためにも、ぜひ参考にしてください。

パターン1:駅近物件にこだわりすぎた共働き夫婦の話

「通勤優先で駅徒歩3分の物件を選んだんです。でも、線路の音で赤ちゃんが起きちゃうし、繁華街が近くて子どもの教育環境としてどうなのか…。今は車で15分の静かな住宅街に引っ越しました」(30代女性・会社員)

【ポイント】 駅近は確かに便利ですが、子育て環境としては必ずしもベストではありません。特に小さなお子さんがいる場合は、静かさや安全性も重要な要素です。

パターン2:南向き信仰で失敗した在宅ワーカーの話

「絶対南向き!と思って選んだんですが、在宅ワークだと日差しが強すぎてPC画面が見えない。カーテン閉めっぱなしで、結局北向きと変わらない生活です」(40代男性・IT関係)

【ポイント】 ライフスタイルによっては、北向きや東向きの方が快適な場合も。特に在宅ワークの方は、一日中家にいることを考慮した選択が必要です。

パターン3:新築にこだわって予算オーバーした家族の話

「新築じゃないと嫌だと思って無理して購入。でも、ローンがきつくて家族旅行にも行けない。築10年くらいの物件にしておけば、もっと余裕のある生活ができたのに…」(30代男性・公務員)

【ポイント】 新築プレミアムは想像以上に高額。築10年程度なら設備も十分新しく、価格は2〜3割安くなることも。浮いたお金で、より豊かな生活が送れます。

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あなたにとっての「良い家」を見つける5つの質問【これで解決!】

質問1:10年後の家族の姿、想像できますか?

結論:将来の家族構成やライフスタイルの変化を想像することで、本当に必要な条件が見えてきます。

【10年後チェックリスト】

チェック項目

  • □ 子どもは何人の予定?(今は0人でも…)
  • □ 両親との同居の可能性は?
  • □ 在宅ワークは続ける?増える?
  • □ ペットを飼う予定は?
  • □ 趣味のスペースは必要?

実は、このチェックリストで3つ以上チェックがついた方は、「今」だけでなく「将来」を見据えた家選びが特に重要です。

私が担当した30代のご夫婦の事例をお話しします。

最初は「2LDKで十分」とおっしゃっていましたが、10年後の話をじっくり聞いてみると「子ども2人、犬も飼いたい、両親も時々泊まりに来る」という希望が。結果的に4LDKの戸建てを選ばれ、「最初から大きめにして本当によかった」と喜んでいただけました。

質問2:平日派?休日派?あなたはどっち?

結論:生活パターンによって、立地の優先順位は180度変わります。

【ライフスタイル診断】

平日重視タイプの特徴:

  • 朝が苦手で1分でも長く寝たい
  • 仕事帰りに買い物を済ませたい
  • 終電を気にせず飲み会に参加したい
  • 平日の夜にジムや習い事に通いたい

あなたには駅近・都心寄りがおすすめ!

休日重視タイプの特徴:

  • 休日は家でゆっくり過ごしたい
  • DIYやガーデニングが趣味
  • 子どもと公園で思いっきり遊びたい
  • BBQができる庭が欲しい

あなたには郊外の広い家がおすすめ!

どちらのタイプでしたか?

実は、このタイプを間違えると、毎日の生活でストレスを感じることになります。「みんなが駅近を選ぶから」ではなく、あなたの生活パターンに合わせて選ぶことが大切です。

質問3:譲れない条件、本当に3つに絞れますか?

結論:すべての希望を満たす物件は存在しません。でも、優先順位を明確にすれば、必ず満足できる家は見つかります。

【優先順位の決め方・3ステップ】

ステップ1:すべての希望を書き出す

まずは遠慮なく、思いつく限りの希望を全部書き出してみましょう。

ステップ2:3つのカテゴリーに分類

  1. 絶対に譲れない条件(これがないと生活が成り立たない)
  2. できれば欲しい条件(あると嬉しいけど、なくても大丈夫)
  3. あったらいいな条件(あったらラッキー程度)

ステップ3:家族で優先順位をすり合わせ

ここで重要なのが、ご夫婦で別々に作ってから見せ合うこと

「えっ、あなたにとって駐車場ってそんなに重要だったの?」
「実家との距離、そこまで気にしてたんだ…」

こんな発見があるはずです。実際、このワークをやっていただいたご夫婦の8割以上が「お互いの価値観がよくわかった」とおっしゃいます。

質問4:住宅ローン、本当に払い続けられますか?

結論:「借りられる額」と「返せる額」は全然違います。無理のない返済計画が、家族の笑顔を守ります。

【安心返済額シミュレーション】

世帯年収借りられる額(MAX)おすすめ返済額その差額で できること
600万円約4,800万円約3,600万円年1回の海外旅行
子どもの習い事3つ
800万円約6,400万円約4,800万円教育資金の積立
車の買い替え
1,000万円約8,000万円約6,000万円老後資金の準備
趣味への投資

【リアルな失敗談】

「銀行から『5,000万円まで借りられます』と言われて、MAXで借りちゃったんです。でも、子どもが中学生になったら塾代だけで月10万円…。もっと余裕を持っておけばよかった」(40代男性)

大切なのは、ローンを払うために生きるのではなく、豊かに暮らすために家を買うということ。

私がいつもお客様にお伝えしているのは、「月々の返済額は手取りの25%以内」という基準。これなら、予想外の出費があっても対応できます。

質問5:今の住まいの不満、全部言えますか?

結論:現在の不満を解消することが、新居での満足度に直結します。小さな不満も見逃さないで!

【不満解消チャート】

今の不満解決策チェックポイント
収納が少ない収納率8%以上の物件ウォークインクローゼット
パントリーの有無
日当たりが悪い2階リビング・吹き抜け周辺建物の高さ確認
将来の建築計画
音が気になるRC造・角部屋・最上階壁の厚さ確認
上下左右の住人
家事が大変効率的な動線設計水回りの集約
回遊動線の有無
結露・カビ高断熱・高気密住宅24時間換気システム
ペアガラスの有無

あなたの不満はどれに当てはまりましたか?実は、これらの不満は物件選びの段階で解消できるものばかり。でも、多くの方が「なんとなく」で選んでしまい、同じ不満を繰り返してしまうんです。

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ライフスタイル別「良い家」の条件例【あなたはどのタイプ?】

共働き子育て世帯は、ここをチェック!

【必須条件TOP3】

  1. 保育園・学童へのアクセス(送迎のしやすさ)
  2. 家事ラク動線(特に洗濯動線)
  3. 実家との距離(緊急時のサポート)

おすすめ間取りの特徴:

  • リビング横の和室:子どもの遊び場兼お昼寝スペース。来客時の寝室にも
  • 2階洗濯機置き場:洗う→干す→しまうが同じ階で完結
  • パントリー付きキッチン:週末のまとめ買いに対応

【実際の声】

「朝の準備で一番大変なのが洗濯物。2階で洗濯が完結する間取りにしたら、朝の30分が短縮できました!」(30代女性・フルタイム勤務)

在宅ワーカーは、この3つが命!

【必須条件TOP3】

  1. 独立した仕事部屋(Web会議対応)
  2. 光回線対応(速度と安定性)
  3. 静かな環境(集中力の維持)

注意すべきポイント:

  • 防音性能:RC造 > 鉄骨造 > 木造
  • 仕事部屋の位置:リビングから離れた場所がベスト
  • 収納スペース:仕事道具や資料の整理整頓

【失敗を防ぐコツ】 最近増えているのが「リビングの一角を仕事スペースに」という間取り。でも、実際に在宅ワークをしている方の7割が「独立した部屋が欲しい」と後悔しています。

ペットと暮らすなら、ここは外せない!

【必須条件TOP3】

  1. ペット可物件(種類・頭数・大きさの確認)
  2. 近隣の動物病院(緊急時に備えて)
  3. お散歩環境(公園や遊歩道)

あると嬉しい設備:

  • ペット用足洗い場:お散歩後のケアが楽に
  • 滑りにくい床材:ペットの関節を守る
  • 脱走防止対策:玄関の二重扉など

【要注意!】 「小型犬1匹まで」という物件が多いですが、将来2匹目を飼う可能性があるなら、最初から「2匹可」の物件を選んでおくことをおすすめします。

まだ迷っているあなたへ【今すぐできる行動】

ここまで読んでいただいて、「なんとなくわかったけど、実際どうすればいいの?」と思われたかもしれません。

そんなあなたに、今すぐできる3つのアクションをお伝えします。

アクション1:家族会議を開こう

この週末、30分だけ時間を作って、家族で「理想の暮らし」について話してみてください。堅苦しく考えず、「もし宝くじが当たったら、どんな家に住みたい?」くらいの気持ちでOKです。

アクション2:今の家の「良いところ・悪いところ」リストを作ろう

紙を1枚用意して、真ん中に線を引き、左側に「良いところ」右側に「悪いところ」を書き出してみましょう。意外な発見があるはずです。

アクション3:プロに相談してみよう

正直、家選びは人生で何度も経験することではありません。だからこそ、経験豊富なプロの意見を聞くことが、失敗を防ぐ一番の近道です。

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まとめ:あなたの「良い家」は必ず見つかる

この記事のポイント:

  • 一般的な「良い家の条件」に惑わされず、あなたの価値観を大切に
  • 10年後の暮らしを想像して、本当に必要な条件を見極める
  • 予算は「借りられる額」ではなく「返せる額」で考える

家選びは人生の大きな決断です。でも、怖がる必要はありません。

なぜなら、あなたにぴったりの家は必ず存在するから。

大切なのは、その家を見つけるための「軸」を持つこと。この記事が、あなたの軸づくりのお手伝いになれば嬉しいです。


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ここまで読んでくださったあなたは、きっと真剣に家選びと向き合っている方だと思います。

でも、まだモヤモヤが残っていませんか?

  • 「自分たちの場合、何を優先すべき?」
  • 「この条件で、予算内の物件ってあるの?」
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この記事を書いた人

株式会社TERASSで、フリーランスの不動産エージェントとして活動中。

「住宅は、暮らしと人生の土台」と考え、物件のご提案にとどまらず、ライフプラン・資金計画・子育て・老後まで見据えた“住宅コンサル型”のご提案を得意としている。

得意な物件は、中古マンション・建売住宅・注文住宅の3領域。
特に注文住宅では、現在ハウスメーカー各社と打ち合わせを重ね、信頼できる優秀な営業担当との連携体制を構築中。

住宅ローン、資産形成、税金対策といった視点を大切にしながら、後悔のない住まい選びを一緒に考え、丁寧にサポートしています。

プライベートでは2児の父。読書・サウナ・筋トレが心と体のリセット時間。

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