
「大阪市内で土地を探し始めたけど、物件情報を見ても良し悪しが全然わからない…」
きっと、あなたもこんな気持ちではないでしょうか?
「安い土地には裏がある?」
「地震が来ても大丈夫な場所ってどこ?」
「将来売れなくなる土地は避けたい…」
初めての土地選びは、わからないことだらけで不安ですよね。実際、私のところに相談に来られる方の9割以上が、同じような悩みを抱えています。
でも、安心してください。
実は、地盤・価格・再建築可否の3つのポイントさえしっかり押さえれば、初めての土地選びでも大きな失敗は避けられるんです。
地盤が弱い土地を選んでしまう人は要注意!
なぜ大阪の地盤チェックは他の地域より重要なの?
先日、こんなご相談がありました。



「予算内でピッタリの土地を見つけたんです!でも、なんだか安すぎる気がして…」
調べてみると、その土地は液状化リスクが高いエリアにありました。もし地盤を確認せずに購入していたら、建築時に高額な地盤改良費が必要だったかもしれません。
なぜなら、大阪市は淀川や大和川などの河川に囲まれ、歴史的に見ても海や湿地だった場所が多く存在するからです。そのため、近隣でも地盤の状況が大きく異なることがあるんです。
大阪市内の地盤の傾向【参考情報】
では、具体的にどのエリアの地盤が強くて、どこが弱い傾向にあるのか?一般的な傾向をまとめました。
エリア分類 | 該当区の例 | 地盤の一般的な傾向 | 地盤改良の可能性※ |
---|---|---|---|
上町台地周辺 | 天王寺区 阿倍野区 中央区の一部 | 比較的固い地盤が多い 古くから陸地だった場所 | 比較的低い |
河川沿いエリア | 淀川区 東淀川区 西淀川区 旭区・都島区の一部 | 軟弱地盤が見られることがある かつて湿地帯だった場所も | 場所により高い |
沿岸部エリア | 此花区 港区 大正区 住之江区の一部 | 埋立地が多い 地下水位が高い傾向 | 詳細な調査が必要 |
※地盤改良の必要性は、個別の土地の状況により大きく異なります。必ず専門家による地盤調査を行ってください。
⚠️ 重要な注意点 この表はあくまで一般的な傾向を示したものです。同じ区内でも、場所により地盤の状況は大きく異なります。土地購入前には必ず専門的な地盤調査を実施してください。


今すぐできる!地盤チェック3ステップ



「でも、地盤なんて素人にはわからないでしょ?」
そう思われるかもしれませんが、実は公的機関が提供する無料ツールでも基礎的な確認ができるんです。
ステップ1:大阪市のハザードマップを確認
大阪市が公開している各種ハザードマップで、以下の情報を確認できます:
- 地震時の震度予測
- 液状化の可能性
- 津波・高潮のリスク
- 内水氾濫のリスク
ステップ2:地盤情報サービスの活用
民間企業が提供する地盤情報サービス(例:ジャパンホームシールド社の「地盤サポートマップ」)では、過去の地盤調査データを参考情報として閲覧できます。
ただし、これらはあくまで周辺の参考データです。購入予定地の正確な地盤状況は、実地調査でしか分かりません。
ステップ3:専門業者による地盤調査
土地購入の最終判断前には、必ず専門業者による地盤調査を実施しましょう。
主な調査方法:
- スウェーデン式サウンディング試験:一般的な戸建住宅向け(費用目安:5〜10万円程度)
- ボーリング調査:より詳細な調査が必要な場合(費用目安:20〜30万円程度)
相場より高い土地を買ってしまう人の共通点
「この価格、本当に適正?」を見抜く方法
ある日、LINEでこんなご相談をいただきました。



「不動産屋さんに『このエリアではお買い得です』と言われたんですが、本当でしょうか?」
詳しく確認してみると、周辺相場と比較して割高な価格設定でした。
なぜ相場より高く買ってしまうのか?
- 「今買わないと売れてしまう」という焦り
- 比較対象となる情報を持っていない
- 一つの情報源だけを信じてしまう
でも大丈夫。以下の方法で、適正価格の目安を把握できます。





少しでも不安な方はぜひご相談ください!一緒に人生を歩んでいく大切な『お家』だからこそ、失敗は許されないもの。
そのお手伝いができれば嬉しいです。
価格相場を調べる3つの方法
方法1:公示地価・基準地価の確認
国土交通省が毎年公表する「公示地価」(1月1日時点)と、都道府県が公表する「基準地価」(7月1日時点)は、土地取引の指標となる公的な価格です。
ただし、実際の取引価格は、これらの公的価格とは異なることが一般的です。
方法2:路線価を参考にする
国税庁が公表する「路線価」は、相続税や贈与税の算定基準となる価格で、一般的に公示地価の80%程度とされています。
📊 路線価から実勢価格を推定する計算例 路線価 ÷ 0.8 = 公示地価相当額(目安) ※ただし、実際の取引価格は需給バランスなど様々な要因で変動します
方法3:実際の取引価格を調べる
国土交通省の「土地総合情報システム」では、実際に行われた不動産取引の価格情報(個人情報は除く)を検索できます。同じエリアの類似物件の取引事例を複数確認することで、相場感を掴めます。
⚠️ 価格に関する注意点 土地の価格は、立地、形状、道路付け、周辺環境など多くの要因で決まります。単純な坪単価の比較だけでなく、個別の条件を総合的に判断することが大切です。
再建築不可の土地を買ってしまったらどうなる?
安い土地の落とし穴…実際にあった事例
これは、私が担当する前に土地を購入されたお客様の実話です。



「相場よりかなり安い土地を見つけて購入したんです」
でも、いざ建築しようとしたら「この土地は建築基準法上の道路に接していないため、新築できません」と言われてしまったそうです。
なぜこんなことが起きるの?
建築基準法では、建物を建てるための様々な規定があります。これらの規定を満たさない土地は「再建築不可」となり、新たに建物を建てることができません。
再建築不可となる主な要因
1. 接道義務を満たしていない
建築基準法第43条により、建築物の敷地は「建築基準法上の道路」に2メートル以上接している必要があります(接道義務)。
確認ポイント | 詳細 |
---|---|
道路の種類 | 建築基準法第42条に定める道路であること |
接道の長さ | 原則2メートル以上(地域により異なる場合あり) |
道路の幅員 | 原則4メートル以上(42条2項道路は除く) |
2. 市街化調整区域内の土地
都市計画法により、市街化を抑制すべき区域として定められた「市街化調整区域」では、原則として建築が制限されます。
📝 大阪市内の都市計画区域 大阪市内の大部分は「市街化区域」に指定されていますが、一部に市街化調整区域も存在します。必ず都市計画図で確認してください。
3. その他の制限
- 建ぺい率・容積率の制限
- 高さ制限
- 日影規制
- 防火地域・準防火地域の制限
再建築可否を確認する方法
ステップ1:役所での確認(必須)
土地の所在地を管轄する区役所の建築指導担当部署で、以下を確認します:
- 前面道路の種別(建築基準法上の道路か)
- 都市計画上の用途地域
- 建築に関する制限事項
ステップ2:登記情報の確認
法務局で土地の登記事項証明書を取得し、以下を確認:
- 土地の地目
- 土地の面積
- 権利関係
ステップ3:現地での実測確認
- 接道の長さを実測
- 道路幅員を実測
- 隣地との境界確認
⚠️ 重要 再建築不可の土地は、住宅ローンの利用が困難な場合が多いです。購入前に金融機関への確認も必要です。
失敗しない土地選びの進め方【実践ガイド】
土地選びの現実的なスケジュール



「土地探しって、どれくらい時間がかかるの?」
これは本当によく聞かれる質問です。一般的には3〜6ヶ月程度かかることが多いです。
以下は、効率的に進めるための目安となるスケジュールです。
期間 | 主な活動 | 重要ポイント |
---|---|---|
1ヶ月目 | ・希望条件の整理 ・エリアの選定 ・予算の確定 | 優先順位を明確にする |
2〜3ヶ月目 | ・物件情報の収集 ・現地見学 ・周辺環境の確認 | 複数の物件を比較検討 |
4ヶ月目 | ・候補地の絞り込み ・詳細調査 ・資金計画の具体化 | 専門家への相談も検討 |
5〜6ヶ月目 | ・購入申込み ・契約条件の交渉 ・売買契約 | 契約内容を十分確認 |


土地購入前の最終チェックリスト
購入を決める前に、以下の項目を必ず確認してください。
【法的確認事項】
□ 都市計画法上の区域区分(市街化区域/市街化調整区域)
□ 用途地域の確認
□ 建ぺい率・容積率の確認
□ 接道義務を満たしているか
□ 建築協定・地区計画の有無
□ 農地法・森林法等の規制の有無
【リスク確認事項】
□ ハザードマップの確認(地震・津波・洪水・土砂災害)
□ 過去の災害履歴
□ 地盤の状況(専門調査推奨)
□ 土壌汚染の可能性
【権利関係確認事項】
□ 所有権に関する事項
□ 抵当権等の担保権設定の有無
□ 地役権・通行権等の有無
□ 境界の明確化
【現地確認事項】
□ 日照・通風の状況
□ 騒音・振動・臭気等の環境
□ ライフライン(電気・ガス・上下水道)の状況
□ 近隣の建築計画
よくある質問と回答
Q1:地盤改良工事の費用はどれくらい?
A:地盤改良工事の費用は、地盤の状況と改良方法により大きく異なります。
一般的な目安(30〜40坪の住宅の場合):
- 表層改良工法:30〜80万円程度
- 柱状改良工法:70〜150万円程度
- 鋼管杭工法:100〜200万円程度
※これらはあくまで目安です。正確な費用は地盤調査後の見積もりで確認してください。



思いがけない出費は土地購入でありがちです。
余裕を持った資金計画をしておきましょう!


Q2:再建築不可物件のメリット・デメリットは?
A:再建築不可物件には以下のような特徴があります。
メリット:
- 相場より安価な場合が多い
- 固定資産税が低い傾向
デメリット:
- 建て替えができない
- 住宅ローンが利用できない場合が多い
- 売却時の買い手が限定される
- 大規模な増改築に制限がある



よほどの事情がない限りは『再建築不可』に該当する土地や建物は買わないのが賢明です。
Q3:土地購入時の諸費用の内訳は?
A:土地購入時には、土地代金以外に以下の諸費用が必要です。
主な諸費用(土地価格に対する目安):
- 仲介手数料:売買価格の3%+6万円+消費税(上限)
- 登記費用:20〜40万円程度(所有権移転登記・抵当権設定登記等)
- 印紙税:売買契約書に貼付(1,000万円超5,000万円以下の場合2万円)
- 固定資産税等清算金:日割り計算
- 不動産取得税:固定資産税評価額の3%(2024年3月31日まで。軽減措置あり)


まとめ
大阪市内の土地選びで押さえるべきポイントは、以下の3つです。
- 地盤の確認 → ハザードマップと専門調査で安全性を確保
- 適正価格の見極め → 複数の情報源から相場を把握
- 再建築可否の確認 → 法的制限を事前に確認し将来の資産価値を守る
これらを確認することで、大きな失敗のリスクを減らすことができます。
ただし、土地選びは個別性が高く、一般論だけでは判断が難しいケースも多くあります。



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【参考情報】
本記事作成にあたり、以下の公的機関等の情報を参考にしています。最新情報は各機関の公式サイトでご確認ください。
■ ハザードマップ・防災情報
- 大阪市:防災マップ(各種ハザードマップ) https://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000369973.html
- 国土交通省:ハザードマップポータルサイト https://disaportal.gsi.go.jp/
■ 土地価格・不動産取引情報
- 国土交通省:土地総合情報システム https://www.land.mlit.go.jp/webland/
- 国税庁:路線価図・評価倍率表 https://www.rosenka.nta.go.jp/
- 国土交通省:地価公示・都道府県地価調査 https://www.land.mlit.go.jp/landPrice/AriaServlet?MOD=2&TYP=0
■ 都市計画・建築規制
- 大阪市:都市計画情報 https://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/page/0000368866.html
- 国土交通省:建築基準法関連情報 https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000083.html
■ 地盤情報
- 防災科学技術研究所:地震ハザードステーション https://www.j-shis.bosai.go.jp/
- 産業技術総合研究所:都市域の地質地盤図 https://gbank.gsj.jp/urbangeol/
■ 法令・制度
- e-Gov法令検索:建築基準法 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC0000000201
- e-Gov法令検索:都市計画法 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=343AC0000000100
※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の物件についての判断は、必ず専門家にご相談の上、最新の情報をもとに行ってください。
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